「どうして角出し用の帯枕ってないんだろう・・・?」
二十数年前、着付を習った時に感じた素朴な疑問。
でも今でもないんですよね~
だから、作っちゃいました!!
芯はポリウレタンで体に優しくフィット。
新聞紙をたたむより、お絞りを丸めるより、はるかに体になじみます。
ひもは伸縮性にすぐれた吸汗速乾生地を使用。
伸縮性がある上に、吸汗速乾生地なので、ムレもなく、超楽チン!(*^-^)
しかも、お太鼓を作る時の仮紐としても、抜群の使い心地ということを発見!
今ではなくてはならない着付小物となりました。
女将 髙橋 和江
25年も前のことです。着付け教室でいわゆる『角だし』という帯の結び方を習いました。似よりの結び方に『銀座結び』『引き抜き』などありますが、いわゆる下の方でふっくらとやさしいラインを見せてくれる、あの結びです。
ちょうどその頃、日本アカデミー賞の授賞式に、田中裕子さんが無地の着物に優しい色合いの袋帯をその結びで登場!今でも目に焼き付いているほど素敵な着物姿でした。
ところでその角だしですが、私は新聞紙を畳んで帯まくらの代わりにするよう習いました。この結びは下はふっくらで上はシャープにきりっと低く、そしてまっすぐ背中についているのが特徴ですよね。人によっては帯揚げのみで結ぶ方もいらっしゃいますが、慣れないと不安定な感じがするのではないでしょうか。
そのあこがれの帯結び用の帯まくらが未だにない!ということが不思議でした。きっと不自由を感じている方も多いのでは?と思い、さまざまなウレタンを硬度、厚さにおいて試し、制作しました。
またこの帯まくらは『後見結び』や太鼓を作るときの仮紐代わりにも役立ちます。