衿崩れ防止と、おはしょりを一本で

きものは、紐が多すぎる…
誰しもが一度は思うこと、特に締め付けが苦手な人は、本当に悩ましいところですよね。

慣れてくれば、紐の本数は減らしても、綺麗に着られて着崩れも心配なし！となりますが、そこまで着慣れるのも中々大変。

そこでたかはしは、胸紐と伊達締めの役割を一つにした、画期的な紐を考えました。
その名も「伊達締め・胸紐・おはしょり紐がこれ一本　三賢伊達じめ」。

いままでは、胸紐で胸元を抑え、伊達締めや腰紐でおはしょりを整えていました。
それどころか、おはしょりの長さによってはもう１本使う場合もあり、３本の紐を使うなんてことも珍しくありません。

でも、「三賢伊達じめ」なら１本で胸元をしっかり押さえて、おはしょりも思う通りの長さで整えることができるのです。

何本も使うのが面倒な人はもちろん、締め付けが苦手な人にもお勧め。
着付けの時間短縮にもなる、とっても頼れる相棒です。

そのまま巻くだけ　捻りも折もいりません

「三賢伊達じめ」は、捻ったり折ったりする必要はありません。
そのまま素直に、面をしっかり作りながら体に巻くだけ。

従来の「締め付けて抑える」ではなく「摩擦力」に着目。
ギューッと締めればとまる、着崩れない、と思いがちですが、そんなことはありません。
胸元を細い紐でギューッと締めれば、苦しいし痛いですよね。
締め付ける力ではなく、面でしっかり、しかも高い摩擦力で押さえるほうが、苦しくなく、美しい着姿と着くずれ防止になるのです。

伊達締めとは違い、結ぶところは細くなっているのでそのまま結べますし、背中でも交差したり結んだりすることなく、そのまま巻けばいいので使い方も簡単。

シンプルが一番優しくて、一番使いやすい。
手に取ったその日からしっかり使えて、すぐにその違いを感じる、それが「三賢伊達じめ」です。

三賢伊達じめの使い方

内側のたかはしロゴで上下を確認し、普通に伊達締めを巻くように体に当て、ヒモ部分を後ろに回します。

後ろに回した紐は、捻ったり交差したりせず、面を作ったまま背中に当て、そのまま前に持っていきます。
三賢伊達じめは、独特の形と素材により、背中で締めなくてもしっかり押さえられます。
前も後ろのヒモ部分も、クシャッとせず、面をキープしてください。

そのまま前に持ってくると、画像のように左右の紐が上下になります。
こうならないと、後ろで交差していたり、面がつぶれているかもしれないので、ご注意ください。

どのように結んでも大丈夫ですが、藤結び(ふじむすび)だと苦しくなく緩まないのでおススメです。

結んだら、本体の中に入れて整えれば完成です。

画像のようにちょっとおはしょりが長い、という場合は、続きをご覧ください。

前に紐をまわすまでは同様です。

持ってきた紐を画像のように本体の下で藤結びをして下さい。

本体と紐の間から、おはしょりの長さを見ながら、余計な部分を引き出してください。

おはしょりや引き出した部分を整えれば完成です。

どちらも三賢伊達じめしか使っていません。
一本で伊達締めにもなり、胸紐の効果もあり、さらにおはしょりの調整までできます。